虎哲の探究

一介の公立中高国語科教員の戯言。未熟者による日々研鑽の記録。

読書案内

【書評?】山本アリフレッド『理系が恋に落ちたので証明してみた。』

バイト先の大学の後輩と呑んで終電を逃しさっきまでネカフェで寝ていた分際のくせに、春から大学生になり私の働いていた塾の講師になる教え子から届いていたメッセージに熱い返答をしている4:56。— 虎哲 (@TigerSophia61) 2019年3月17日 ネカフェ生活が板に…

学校とエッセイ

【職業としての小説家 (新潮文庫)/村上 春樹】を読んでいる本に追加 → https://t.co/2h0vLsV44K #bookmeter— 虎哲(こてつ・こてっつぁん) (@Hamaten61) 2019年3月8日 職業としての小説家 (新潮文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/…

「語用論能力」とは何か

とある「語用論能力」のある方に揶揄されてしまった。 私の解釈の方が本人の意図にあった読みだったようだ。まぁ本人の意図とテクストの「妥当」な読みは外れることがあるだろうけど。(ex.入試問題に作者が激怒)「語用論能力」の名の下に意地の悪い読み方…

【雑感】小森陽一先生最終講義

講義のタイトルは「戦争の時代と夏目漱石」である。 戦争の時代と夏目漱石 作者: 小森陽一 出版社/メーカー: かもがわ出版 発売日: 2018/12/21 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 2、3週間前に小森陽一先生の最終講義があるとtwi…

2月の生活行動目標の振り返りと3月の生活行動目標

2月の生活行動目標の振り返り 以下の記事でも示した生活行動目標の振り返りである。 hama1046.hatenablog.com ・『入門!論理学』『古典について,冷静に考えてみました』『暴走する能力主義 教育と現代社会の病理』『文系と理系はなぜ分かれたのか』『読書…

【雑感】授業力向上フォーラムin広島

twitterでの実況を中心にまとめる。 「探究学習の今とこれからを考える」(キャリアガイダンス編集長 山下真司先生) わかりみが深い。#授業力向上フォーラム pic.twitter.com/TiVrKsNPYS— 虎哲(こてつ・こてっつぁん) (@Hamaten61) 2019年2月24日 衝撃的…

【授業見学記】私立中・高 rofu先生の授業

昨年6月頃IBと国語教育のセミナーでご実践を発表なさっているのを拝聴し、授業を是非見てみたいと思っていた。研究会で何度かお会いしてお話しする機会を得て、授業見学の約束を取り付け遂にその望みを果たした。授業を快く公開する先生のお人柄と私のしぶと…

読書会への道

誰も何も教えてくれない。— 虎哲(こてつ・こてっつぁん) (@Hamaten61) 2019年2月19日 こんなあまったれたつぶやきをしたところお二人の先生から素晴らしいご助言が。朝の東海道線に揺られ静岡まで向かいながらいたく感動した。twitterの波にお二人の貴重な…

「論理」って何だろうか―最近読んだ本を手掛かりに

「論理」という言葉はよく聞くがそれを説明せよと言われると少なくとも私はかなり難しいと思う。卒論では探究における論理的思考の定義にかなり難儀し、今はそれを含めて〈探究〉の定義に難儀している。最近読んだ本の中から「論理」に関するものを引用して…

『国語の授業の作り方はじめての授業マニュアル』読書会実現の野望

ここでもその夢を語っているし、 hama1046.hatenablog.com ここには書いていないがブッククラブに参加してやはり読書会やりたいなとの思いを強くした。 hama1046.hatenablog.com この本で行う読書会は私にとっての悲願である。 国語の授業の作り方: はじめて…

「言語文化」と漢字・漢文教育についての小レポート

これも他山の石となると今日一日かけて取り組んだ稚拙なレポートを晒す。 序、 今回のレポートでは「漢文学演習」における講義「日本の文字文化と教育」を受けて、その教授内容を高等学校国語科の学習指導においてどのように活かせるかを検討する。 平成三〇…

2月の生活行動目標

【2月の行動目標】・『入門!論理学』『古典について,冷静に考えてみました』『暴走する能力主義 教育と現代社会の病理』『文系と理系はなぜ分かれたのか』『読書の歴史を問う:書物と読書の近代』を読む。・3月提出の論文の初稿を書き上げる。・ブログを10…

第3回国語教育活用ワークショップに参加しよう!

www.ninjal.ac.jp こんなものがうちの大学で開催される。 本学の先生がプロジェクトに参加していること、比較的?アクセスが良いことなどが理由として考えられる幸か不幸か今回私の発表はないので気楽に今回の催しの運営手伝いをするのだと思う。 プロジェク…

【雑感】「これからの「国語科」の話をしよう!」に参加して

#これからの国語科このハッシュタグでつぶやいた内容を元にブログを作ろうと思います。省エネ。— はまてん (@Hamaten61) 2019年1月13日 今後資料をもとに加筆修正するがとりあえず投稿。 ワークショップの前に 財布の紐が緩んでしまった。(破滅への道)— は…

早いもので明日明後日は…。

「新しい「国語科」の話をしよう!」いよいよ明日になりました。心配したお天気もどうやら大丈夫そう。大妻女子大千代田キャンパスにはいくつか建物があるのですが(A棟からJ棟まである)、会場は下の写真の背が高い建物です。よろしくお願いします! #これ…

今後の読書のために橋本陽介先生の著作をご紹介

またしてもちくま新書から必見の新書が発売された。 ちくま新書1月刊7冊、発売中になりました!君塚直隆『ヨーロッパ近代史』高橋典幸/五味文彦編『中世史講義』松山恵『都市空間の明治維新』橋本陽介『使える!「国語」の考え方』輿水精一『大人が愉しむウ…

2度目のブックオフという大罪

以下で紹介した初買いに飽き足らず、二度目の散財。 hama1046.hatenablog.com もものかんづめ (集英社文庫) 作者: さくらももこ 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2001/03/16 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 19回 この商品を含むブログ (59件) を見る …

アンソロジーで出逢う古典

hama1046.hatenablog.com こんなことをしたのに昨日もブックオフに行ってしまった。買った本の一部に 【本当はエロかった昔の日本 (新潮文庫)/大塚 ひかり】を積読本に追加 → https://t.co/V0upzmTf1g #bookmeter— はまてん (@Hamaten61) 2019年1月5日 【本…

第三項理論が拓く文学教育とは

日文協は変わりつつある組織であるかもしれない 一介の院生ごときが生意気であるが、正直な話、日文協に対して良い印象を持っていなかった。 当該論文は以下である。(「日本文学」に十年前に書かれた論文である。) https://www.jstage.jst.go.jp/article/n…