虎哲の探究

一介の公立中高国語科教員の戯言。未熟者による日々研鑽の記録。

辰年に なっても挑戦 Goes on

 兎年の締めに『兎の眼』を紹介するなんてお洒落、と思った大晦日


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前勤務校の顔も知らない先輩教員が、読書感想文の推薦図書に挙げていて気にはなっていた。この動画を観るまで忘れていたので、これを機に辰年に読みたい。

 

 さて、2023年は変化の年だった。

① 3年間勤務した学校を辞め、開校5年目の新しい学校に移った。

 小学校6年、中高6年、大学・院6年というスパンで生きてきたので、3年で追い出されるのはあまりにも早いように感じた。しかし、VISA自体の期限が3年であり、延長することはほぼなかろうという前提があったので必然であった。

 日直・宿直等があるため必然的に不規則な勤務体系でありながら伝統のある前任校で働いていていた私が、自分の行動が前例を生み出すことに繋がることが多い現勤務校で規則的な勤務体系で働くのはなかなか難しかった。適応こそできていたものの、いまだに帰ればぐったりしている。いや、前任校の勤務後でも帰ればぐったりしていたので、シンプルに体力がないのかもしれない。

 できたことよりできなかったことが多かったので、奥さんをゲットしてから前任校に戻るのもいいかなと思うことが増えてきた。

② ①に伴い、あまり馴染みのない関西・大阪に住み始めた。

 父が単身赴任していた時に大阪へ訪れたことが有り、阪神ファンなのでたびたび甲子園に訪れているので完全に馴染みがないわけではない。

 3月まで英国に住んでいたのでそれと比べると大阪ははるかに住みやすく、ほぼ毎日帰宅後即阪神戦を観られる生活は夢のようであった。特に今年の阪神は観ていて楽しかったし。

 もちろん英国でもそれなりに楽しく住んでいたが、やはり根っこは日本人であり、海外にずっと住めるタイプの人間ではないことが強く自覚された。

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③ IB科目の教授資格を得た。

 現勤務校に来る前からほんのりと興味があり、個人的に勉強していたIB教育について日々向き合わざるを得ない分掌を任されている。

 その関係で8月に仙台育英で開催されたIB科目言語と文学のワークショップに派遣していただき、教授資格を得たため、来年度は授業を持つことがほぼ内定している。

 探究をベースに置くIBの科目を教える経験は国語と探究との関係を探究している私にとって大きなプラスになるに違いない。

 分掌の上司や同僚に恵まれているが、一方で教員室と少し離れたところにある部屋で働くのは少し疎外感がある。もちろん特別感もあるので、来年度は教員室にも机のある二拠点生活をしてみたい。

 そのような身分は特権階級なので二年目の私には担任等学年の仕事が回ってきてかつ、現分掌のコアメンバー継続というミラクルがない限り不可能だが。

 

 こうした変化の一方で変わらなかった、いや、変えられなかったことがある。

自分の習慣である。

 

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上の記事にて

単著刊行

母校で教員やる

三宅さんと何らかの形で一緒に仕事する

というシンプルな目標を立てている。

そのために必要なことはわかっている。

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ここに書いていることを少しずつ達成していくことだ。

明日から働く新しい勤務校はそこで働く先生が「管理職以外はホワイト」と自信を持って薦めるような恵まれた環境だ。だからこそ環境に甘えることなく、しっかりと力を蓄えたい。

 

ここでの「力」とは以下の三点である。

①授業の構想・実践・省察(記述)力

②①を下支えする豊富な知識を得ようとする力

③附属校の激務に耐えうる体力

 

①について、今までは直観に頼る部分が大きかった。省察についても数少ない記録を頼りに苦しみながら書いていた。今年度の「現代の国語」や「古典探究」は構想・実践の段階からしっかりと記録を取り、より精緻な省察ができるようにする。3月下旬にあった国語教育史学会発表を受けて、教員の授業構想・付けたい力と実際の授業実践および生徒の付けた力や学習経験には乖離があると気付いた。生徒は機械ではないので、教員の思い通りにことが進むことはないにしても、この乖離を埋める努力をし続けなければならない。

 

②について、読書はもちろん、授業見学や同僚・同業者、大学教員や異業種の方々とのコミュニケーションを通して、知識を得る姿勢を今後も持ち続けたい。1日平均2時間Youtubeに費やしてしまっているようなので、バランスよく座学の時間を1日最低1時間取りたい。

 

③について、噂の範囲であるがかなり体力的にきつい仕事だと聞いている。入職前診断で生活習慣の改善の必要ありと書かれていたので、土日の草野球やジム通いによって夏までに10キロ落としたい。WBC阪神開幕戦で野球したい欲が高まっている。体力や異業種の友人を得るためにも、草野球チームに所属するのは良い解決策だと思う。

全然達成できていないことは言うまでもないが、来年になっても 2023年度 は終わっていない。

①に向け、研究発表・論文執筆に手を挙げて追い込む。

すでに一つ、勤務校に紐づいた研究所主催の研究発表・論文執筆がある。

もう一つ非常にお世話になっている「国語探究研究会」での研究発表・論文執筆に挑戦したい。

②に向け、座学1時間と言わず(自分の性格上無理だから)、日々何かしらの勉強をした時間、内容を記録する。そのための手帳を買う。

③春先に所属する草野球チームのリサーチ、近所のジムの見学を行う。

 

 今はWBC特番を観ながら振り返り記事を書いている。

どこよりも早い!3年後のWBC2026、侍ジャパンメンバー予想 第6回大会の野球日本代表は? | ベースボールチャンネル (baseballchannel.jp)

 2026年は現勤務校での3年目を終え6月に31歳になる年、もしかするとここがターニングポイントかもしれない。

 

 岡田阪神の強さを知るべく、本

や様々な阪神に関する番組、映画(阪神タイガース THE MOVIE 2023 栄光のARE : 作品情報 - 映画.com (eiga.com))を見てきた結果、

変えない・動かないこと

が重要であると知った。

だからといって今の自分を変えないのではなく、数年後に変えない・動かない強さを得るべく小さな習慣や実践、思考を変えていこうと決意した。