虎哲の探究

一介の公立中高国語科教員の戯言。未熟者による日々研鑽の記録。

フィールドワーク

2024年にやりたい24のこと

【母校勤務・単著刊行に向けて】 1. 酒井雅子先生のご著書『国語科授業で実現する「探究」深い問い・対話・批判的思考・創造的思考』を読む。(1月の必読文献) 国語科授業で実現する「探究」 深い問い・対話・批判的思考・創造的思考 作者:酒井 雅子 明治図…

青春18きっぷ使い切り弾丸旅修了

今日は宇都宮日帰り旅行。これにて暫くお出かけは無し。 www.gyozakai.com kinarino.jp 宇都宮良いとこ。 hama1046.hatenablog.com ここで読もうとしていた本も読み切れた。筋トレにならなくてよかった…。 【デューイの探究教育哲学―相互成長をめざす人間形…

国語科教員志望にはアツい夏が来た!

hama1046.hatenablog.com 今回はこの記事の抜粋版。 一昨日は国語教育史学会第63回例会、昨日は日本読書学会第63回大会があった。台風が来るかもという心配も杞憂。実に学びの多い週末であった。 そして日本読書学会員には配られるという 読書教育の未来 作…

【随時更新】令和元年度のお出かけ予定

非常勤だが教員1年目、修論執筆、教員採用試験と欲張りな修士2年目。昨年度は気ままにフットワーク軽く色々なところへ赴いていたが今年は去年のような生活は出来なそうであるがそれでもいろいろな学びの場に顔を出したい。 4/23 『問い続ける力』対談イベン…

第1回鳴門ウォーターフロント大会の記録

今回はこちらでの学びをまとめたい。 hama1046.hatenablog.com この大会のための東京‐鳴門往復旅の学び以外の要素はこちら。 hama1046.hatenablog.com 院生国語科教育研究会(以下院国研)のメンバーだけで鳴門教育大院生の会員のもとを訪れるのもなんか味気…

ツイートでふりかえる3/26-31の旅

春の思い出。(改訂版) pic.twitter.com/56Tog3ndu6— 虎哲 (@TigerSophia61) 2019年4月8日 3/26 東京→京都 途中下車して餃子を食ってから京都へ行く最強プランを構築。 pic.twitter.com/dnXJjTeziH— 虎哲 (@TigerSophia61) 2019年3月25日 東京は千々に別る…

【授業見学記】広島大学附属福山中学・高等学校 古田尚行先生の授業

以下の記事で示したように2/24は広島に来ていた。 hama1046.hatenablog.com こんな機会は逃すまいと25日に授業見に行っていいですか?と事前に連絡し、快く授業見学を許可して下さった。 授業見学後の雑感 広大福山古田先生の授業を見学させて頂いた。学年末…

【雑感】授業力向上フォーラムin広島

twitterでの実況を中心にまとめる。 「探究学習の今とこれからを考える」(キャリアガイダンス編集長 山下真司先生) わかりみが深い。#授業力向上フォーラム pic.twitter.com/TiVrKsNPYS— 虎哲(こてつ・こてっつぁん) (@Hamaten61) 2019年2月24日 衝撃的…

【授業見学記】私立中・高 rofu先生の授業

昨年6月頃IBと国語教育のセミナーでご実践を発表なさっているのを拝聴し、授業を是非見てみたいと思っていた。研究会で何度かお会いしてお話しする機会を得て、授業見学の約束を取り付け遂にその望みを果たした。授業を快く公開する先生のお人柄と私のしぶと…

【授業見学記】筑波大学附属駒場中・高 澤田英輔先生の授業

表題の通り澤田英輔先生の授業を見学させて頂いた。そこで得た気付きを私のために記録し、ついでに読者にも共有したい。 高2ライティングワークショップ問題づくり編 以下、感想のツイート 作問という仕掛けで文章を精読するというあすこま先生のねらいのも…

「知の理論」をひもときに名古屋まで

明日は名古屋外国語大学で開催される「知の理論」をひもとくワークショップに参加する。めあては「知の理論(TOK)」について素材文の分析を通じて知ること、再び井上志音先生とお話しすることである。 「知の理論」をひもとく-UNPACKING TOK 作者: キャロル…

【雑記】冬の京都市内独り歩き

hama1046.hatenablog.com この続きを早く書けや!と思ってくださっている方すみません。15日以降必ずや。 心の余裕がない人が散見されるので余計なお世話と思いながらも京都市内の旅の癒しをおすそ分け。 東寺 東寺にて。スマホの画像では表現出来ぬ美しさ。…

【授業見学記】お茶の水大学附属中学校(自主研究ラウンドテーブル編)

hama1046.hatenablog.com 昨日に引き続き授業見学の振り返り。中3が夏休み前に提出し終えた自主研究の歩みを振り返り、中2中1の後輩に伝えるというようなものだった。各学年3人ずつでラウンドテーブルで和気藹々とした発言しやすい形式だった。 発表者は自身…

【授業見学記】お茶の水女子大学附属中学校(ブックカフェ編)

昨日お茶の水女子大学附属中学校にてブックカフェの授業と自主研究ラウンドテーブルを拝見した。国語科の先生方なら名前を聞いたことがあるであろう渡邉光輝先生が上記の実践を公開してくださったのだ。今回の記事はブックカフェの様子や単元の持つ良さを中…

教員採用.jp主催の教員採用説明会&選考会に行ってきた。【後半】

hama1046.hatenablog.com この続きである。 学校法人立命館 京都に2校、滋賀に1校、北海道に1校の計4校の中高の専任講師の募集。各校に特色があり、国際・理系教育に力を入れている。新しいことに挑戦する教員を強く求めており、立命館という盤石な土台…

教員採用.jp主催の教員採用説明会&選考会に行ってきた。【前半】

一昨日東京ビックサイトで行われた教員採用説明会&選考会に行ってきた。私学研究のため一応色んな学校の話を聞いてみよう程度の気持ちである。 海外子女教育振興財団 なかなか勇気のいる決断だが海外の学校に勤務するのも悪くないなと思える内容だった。待…

再び母校で学ぶ

昨日は母校の文化祭に行ってきた。 残念ながら母校から非常勤講師の話はなかったが、お世話になった先生方からお話を聞くことが出来た。 hama1046.hatenablog.com 昨年に引き続きこの先生のお話を聞く機会を得た。先生は今年度中1の文法・中2の読解・高3の現…

【随時更新】備忘録がてら今後の予定

三省堂『高等学校国語総合 現代文編 改訂版』の「〈いま〉を読む」ってひょっとして齋藤祐先生のアイデアでは?と思い1人で興奮する23歳大学院生。— 虎哲 (@Hamaten61) 2019年1月21日 この教科書かっこよすぎてこれを採択している学校に行きたいし、採択の権…

ディズニーアカデミー体験会の感想

www.tokyodisneyresort.jp 表題の通りである。千葉県浦安市生まれで就学前教育をディズニーリゾートで行ったといっても過言ではない私がディズニーアカデミーの体験会の存在を見過ごすはずがなかった。 とは言え、今日は「大学・短大・専門学校向けセミナー…

全国漢文教育学会教育講座3日目

スマホの画面がお亡くなりに(T_T)/~~~つひにいくみちとはかねて聞きしかど昨日今日とは思わざりしを— はまてん (@Hamaten61) 2018年8月19日 こんなわけで更新を怠りました。継続の難しさを痛感。 hama1046.hatenablog.com 『三国志』と高校漢文(渡邉義浩氏…

全国漢文教育学会教育講座2日目②

先日に引き続き。3日目については明日。 hama1046.hatenablog.com 交流会 教育講座において初の試みだという交流会(休み時間で行ったことはあるそう)。各グループ10名ほどで自己紹介、漢文の指導で困っていること、新学習指導要領への対応、漢文教育研修会…

全国漢文教育学会教育講座2日目①

hama1046.hatenablog.com 先日に引き続き。 私の『論語』の教え方(影山輝國氏) 影山氏は論語及びその注釈について研究している方である。非常に博識な方で、どの話も聞いていて心躍るような内容だった。 そもそもなぜ日本人の古典として『論語』を学ぶのか…

全国漢文教育学会教育講座1日目

今日から始まる漢文教育研修会はこんな日程のようです。https://t.co/oW9dPl2Hx0 pic.twitter.com/q2bbRr8NYM— 国語科教員 (@coda_1984) 2018年8月16日 今年から全国漢文教育学会の会員になりました。入会のきっかけを端的に言えば、6/17の大会を経てここで…

第三項理論が拓く文学教育とは

日文協は変わりつつある組織であるかもしれない 一介の院生ごときが生意気であるが、正直な話、日文協に対して良い印象を持っていなかった。 当該論文は以下である。(「日本文学」に十年前に書かれた論文である。) https://www.jstage.jst.go.jp/article/n…

第三項理論と文学の探究

昨日は日本文学協会国語教育部会夏期研究集会に参加させて頂いた。 http://nihonbungaku.server-shared.com/whatsnew/2018_8kakikennkyuu-rink.html 文学研究を専門としない私でもそれなりにわかる内容であり、かつ、なるほどと感じさせらえることも多々ある…

日本国語教育学会全国大会2日目の振り返り②

大学部会シンポジウム「国語科における論理的思考」 研究でも扱うところであるが、論理的思考の定義は難しい。そんな思いからヒントを得るために、この部会に参加した。 「論じる」を学習・指導のキーワードに(渡辺哲司氏) 渡辺氏は本職は保健・体育科の教…

日本国語教育学会全国大会2日目の振り返り①

今日も日本国語教育学会全国大会における学びの振り返りを行いたい。 校種別分科会18 高等学校(書くこと) 「表現することへの意欲を高める指導について」(岸田潤子先生) 岸田先生は昨年度高校の非常勤講師として1年間勤務した際に行った実践を経験をまと…

日本国語教育学会全国大会1日目の振り返り

当学会会長田近洵一氏の「総括と展望」によれば、振り返りは単にメタ認知を促すものでなく、未来の学びを開く生産性を持つものだそうである。このブログにて振り返りを行い、未来の学びを開く契機としたい。 基調提案(鳴島甫氏) 主に『「主体的・対話的で…

平成最後の夏の予定

平成最後の夏の予定(前半戦) - ならずものになろう ロカルノさんのこの記事に触発されて。 生活のためのバイトは最小限に抑えつつ、基本的には研究に勤しもうかなと思っている次第。 クリティカル・シンキング教育:探究型の思考力と態度を育む (早稲田大学…

ペダゴジカルな三角関係

母校で尊敬する先生からお話を伺うことが出来たので、それをここにまとめたい。 まず、無学にしてその先生が修士課程に在籍されている時に研究なさっていた垣内松三(かいとうまつぞう)氏について存じ上げなかった。垣内氏は国語教育の源流を形作った人であ…