虎哲の探究

一介の公立中高国語科教員の戯言。未熟者による日々研鑽の記録。

おくりびと、今年も大号泣。―2022年振り返りBefore-Afterを軸にして

最後に書いた記事、これかい。笑

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今週のお題ビフォーアフター」だそうで、これにのっとって。

Before

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上記の記事によれば

①本を40冊読む。

②現時点で書いたこと、書きたいことを整理する。そのうえで書きたいことについてのある程度まとまったブログ記事を3本書く。

③3月中旬までに6キロやせる。そして年末までその体重を維持する。

を目標として掲げていた。

 

①について読書メーターによれば現時点で50冊読んでいる。つまみ読みが多く、読了が少ないという自己認識だったので意外だった。写真集とか趣味の読書も含むが。

②の書きたいことについて、

⑴ 「現代の国語」1年間の実践を振り返って

⑵ 勤務校3年間を振り返って

がある。振り返りたがりである。これは年度に読み替えて残り3か月かけて書き上げたいものだ。

もっと大きなスパンで人生を振り返って27年間を綴りたいという想いもある。


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面白いからぜひ見て・・・。

③について特にいうことはありません。体重計買います。


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多分一年前よりは確実に痩せている。SMARTでないものいいである。

After

体型に関しては大きな変化はない。

では心はどうか。

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今年も高3副担任(おくりびとを自称)で彼らの卒業に際してボロ泣き。いつになったら別れに慣れるのか。高3担任の先生が生徒への最後のスピーチで語っていた立派になった生徒が手を離れるのが何よりの喜びであるという言葉は忘れられない。

失うことが「しあわせ」になるのは教員のみではなかろうか。

 

では何か変わったのか。正直、返答に窮する。

新たな職場が決まり、心の余裕は生まれた。(≠心の変化)

おかげで学期終わりはかなり乱暴だった(私が「(生徒が行うプレゼンの投票で決めるため)まだ決まっていない」としか言わないため、生徒が試験範囲はどこになるのか?と2週間前に教科主任に相談するほど)が、挑戦的な「現代の国語」実践ができたと思う。生徒もストレスだったろうが、私も不安であった。決まった教材をやる方が楽に決まっている。一緒にネガティブ・ケイパビリティ付けていこうな。

明確な結論は付けられないけれど、変わり続けたいという変化への希求も変わらずに持ち続けたい。

 

日向坂46で打線組んだ。

野球部あるある。好きなもので打線組みがち。

前科は以下。

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リアルタイムでプロ野球が見られないのでパワフル坂野球さんの動画ばかり見ている。


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日本時間では深夜なので 勝手に #日向坂野球部 スタメン発表!

1番ショート東村芽依

脅威の身体能力を誇る日向坂野球部の小さな核弾頭。時にはその身体能力を活かしてリリーフを担い、颯爽と火消しをすることも!虎の如き躍動に刮目せよ。 f:id:hama1046:20230514163651j:image
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2番センター小坂菜緒

日向坂46のセンターと言えばやはりこの人。随所のプレーで輝きを放つ。

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3番ライト金村美玖

推すしかないクリーンナップ。ってかライトは現役時代のポジションなので思い入れは抜群。めいめいさんとなおは私が返すと言わんばかりのフルスイング。 

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4番サード加藤史帆

大山ばりのチームの柱。能力の高さから様々なポジションを守れる資質はあるが、強肩強打を活かせるサードを任せたい。 

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5番ファースト佐々木久美

クリーンナップのトリはキャプテンが担う。チャンスをものにするスイーパーとしてのバッティングが期待できる。内野陣のヤンチャな送球も長身を活かして巧みにカバーする。 

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6番キャッチャー影山優佳

扇の要はやっぱり日向坂46きっての頭脳派、かげしかいない!サッカー仕込みの俯瞰的なプレイスタイルを野球に逆輸入してくれるはず。プログテクターやレガースを付けても身軽に動けそうなところもキャッチャー向き。 

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7番レフト高本彩花

レフトの控えには濱岸ひよりがいるという裏設定があり、日向坂野球部のレフトはモデル系が担うことになっている。(理屈じゃない)他の外野2人が2期生ということもあり、外野陣を鼓舞する姉さん的ポジションでもある。 

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8番セカンド佐々木美玲

セカンドは機敏な頭脳派・技巧派が努めるんじゃないのかよ!というツッコミが飛んできそうだが、彼女は神戸大附属出身。おバカっぽく見せる振る舞いも実は計算?アザトさを活かしたプレイに期待したい。 

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9番ピッチャー齊藤京子

日向坂の先発を担うのはやはりきょんこ!機敏な守備は出来なさそうというイメージ先行の選定だが、ご存知の通り常にフロントにいる看板選手。声同様「低め」中心の投球でゲームメイクする。 

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あとはこんな感じでーす。(適当)

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まなふぃは代打の切り札。リリーフ陣は変則系が3人(河田・宮田・上村)、本格派守護神が1人(山口)。先発完投ではなく、細やかな継投による全員野球で勝つチーム。代打・代走・守備固めも積極的に行う。 

そうなんです。頑張ったので宣伝。

そのうち4期生を入れて更新します。

2022年度日本国語教育学会全国大会に参加しました!

時差8時間を乗り越えて。2日間のオンライン学会参加が終了。

単元学習での授業を実践したい!と思わされたが、現環境で学期を走りながらの計画はなかなかに厳しい。反面たっぷりリフレッシュ・勉強期間があることに感謝。

 

3時間寝たがはっきり言ってまだ眠いし、今日はイギリスらしからぬ好天(夏は比較的こういう日が多い)なのでブライトンへ遊びに行きたいが、簡単に所感まとめを書く。

 

というのも最近読んだ

65頁における「書く衝動を逃さない」に従ったためである。

 

1日目 授業にふれて学び合う

 

基調提案(藤森裕治先生)

 藤森先生は本当に言葉に血が通ったかっこいい先生だ。学部時代の研究が本になるという天才的な探究者でもある。

読みたい衝動が抑えきれず、日本の古本屋でポチった。

 さて、そんな藤森先生は基調提案において副題の確認と評価・授業観の転換と4CH(チャンネル)モデルを提案された。

 印象的だったのは遊びの中で学んでいく幼児の教育に求められている、教員(幼稚園教員・保育士)が環境を整えていくことが小中高の教員にも求められているということである。教育に関して理解のある人は幼児教育がいかにプロフェッショナルな能力が求められているかよくご存じだろう。

 そのうえで「与えられた学習の結果を測定する評価から学習者が自ら学びを選択し、挑戦し、成長への可能性を自ら見出す評価へ」の転換が求められていると指摘する。端的に過去の評価から未来へ拓く評価へということだ。テストの比重が重い現在の評価に苦しい想いをしているので、勇気づけらた。

 それ以外のところに関しては私が下手に書くより日本語学 2022年 3月号 - 明治書院 (meijishoin.co.jp)を読まれた方がよい。4CH(チャンネル)モデルの円環的な学びは最近「円」を探究している藤森先生らしくてとても良い。導入していきたい。

 

公開単元「問い日記をつくろう!」(小4学校図書・文学教材「世界で一番やかましい音」)筑波大学附属小学校 白坂洋一先生

 全国大会はその場で授業を公開するという性質から、単元全体自体は見えにくいというところがあった。今回および前回は映像で単元全体を知ることができる構成になっていた。この点は1回の授業+説明よりも良い部分である。教育実習中にあった附属小での公開研で指導教官の方がおっしゃっていたのだが、1回の授業と説明だけでは見えてこないところもある。実際指導教官が授業公開するクラスにい続けたことで当日の研究授業で見えてきたこともあった。この点は今後国立大学附属校の教員になる(※確定ではなく願望)身として探究していきたい課題である。

 さて、「世界で一番やかましい音」という教材は存じ上げなかったのだが、公開単元での児童の言葉でその内容を把握できるほどに(もちろん白坂先生からの説明もあった)、児童は問いとクラスメイトとの協働、議論をもとにこの文章を読みこんでいる。単純に問いを立てて読みを深めるところにとどまらず(※この点は小学校を中心に各攻校種で実践が積み上がっているという意味で、否定の意味は当然ない)、「問い日記」で問いの評価とその理由、方法知の言語化、次はどんな問いを立てたいかという自己の想いを書かせる点が本単元の特徴であろう。その他の重要な特徴としては、読みの段階で個人・二人・三人・固定せずあらゆる人に意見を求める?といった学び方が選べる(Choice)こと、サイクルを三回繰り返したことにあるだろう。正直同じ文章を何度も読むのは飽きないか?とも思ったが、問いを立てて読むほどに新たな読みが発見できる教材だったのだろうと推察する。小4ということもあり、彼らがごんぎつねをいかに読むか気になる所だ。

 

 研究協議と展望は頭痛に苦しみながらだったので記憶がほとんどないが、桑原先生のように個人的経験(学力調査後の校長の問いに対する気づき)から学びを語る話が教室に溢れたら豊かだなと思った。

 

2日目 実践にふれて学び合う

 

 午前中(1時から3時)は高等学校話すこと・聞くこと分科会の発表を伺った。まず、東京学芸大学附属金指先生の司会の仕方が素敵だと思った。

 金指先生のスタンスは、発表から学んだ新鮮な驚きやアイデアをコメントする、肯定的に価値づけあたたかな協議の場を作り出すものであった。金指先生のように中堅・ベテランというポジションになっても謙虚に学ぶ姿勢を持ち続けたい。個人的な感覚だが、国語教育史のように歴史を重視する研究を行う方は過去に学ぶことの重要性を知っているため謙虚であると思う。

史料紹介 高等学校における本居宣長作品の教科書掲載史 : 2005|書誌詳細|国立国会図書館サーチ (ndl.go.jp)

 国立大学付属学校教員の先輩の姿に学び、いつかこのような司会がしたいと思った。

 1人目の方は茨城県で読むこととして行った発表を、今回話すこと・聞くことととして依頼された、今年度から高校から中学へ異動させられたという苦しいお立場での発表であった。この話を聞き、学会における発表者人選の強引さは少々問題ではないかと思った。ただし三角ロジックの汎用性、発話に対する欠落・弱点を簡略化した型で見抜くことの有効性は指摘なさっていたと思う。

 母校東大附属でお世話になった大井先生の指導教官石塚先生が指導助言で提示なさった4.2 トゥールミンの三角ロジック – 向後研究室教材サイト (wordpress.com)Inspire High[インスパイア・ハイ]Expand Your Horizons.はぜひ活用したい。

 日本人は察せい文化で論証が弱いという嘆きや生徒にお前は言葉を使えているのかを鋭く問うのが国語の授業であるという教育観は刺さった。2学期「現代の国語」実践ではこの点を注意していきたい。

 また、「同じ場を共有している時に1人の人が長く喋ってはいけないんだよ。」「いっぱい垂れ流しているから偉いんだ。ではなくて、本当に納得させられているか。感心させられているか。」というお言葉をとある方に聞かせてやりたい。以下の本にたっぷり収録されてる。彼はパネリストではなく質問者であり、質問でパネリストの発言を引き出すという立場を忘れ、朗々と自説を語り、会の進行を妨げるという国語科教員として、いやそもそも一市民としてあるまじき暴挙を行っているということをここで糾弾したい。

 

 2人目は学習院女子中・高等科の深澤先生であった。彼は何を隠そう学習院女子中・高等科の席を争った戦友であり、開店休業している院国研のメンバーであり、ともに阪神を応援する虎党でもある。

cf)最後の活動

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 深澤先生の発表の神髄はその前提に立つ5つの問題意識である。共有したいのでママ示す。

①身につける力と適切な活動

「何を学ぶか」ではなく「どのように学ぶか」が問われる
☞何の活動が何の力を身につけることに繋がるのか、吟味しつつ実際にやってみないとわからない
②目に見えないものへの評価

「話すこと・聞くこと」は成果物として残せず、また活動の過程を可視化するのも困難
☞評価規準の設定がとにかく難しい
③学習者の興味・意欲の欠如

表現の分野に苦手意識を持つ学習者や取り組む意味を見出せない学習者への指導が困難
☞主体的に取り組ませるにはどうすれば良いのか
④指導する教員自身の経験不足

指導する教員全員が学習者のモデルとなれるような、上手な話し方ができるわけではない
☞いかにして良いものを見せるか
⑤「話すこと」に偏る指導内容

「話すこと」に偏りがちになる
☞ 「聞くこと」の指導が疎かになり、学習者も自分が「話すこと」で頭がいっぱいになる

 「学習者の中には、①もっと「聞くこと」を楽しみたい者がいる②「聞くこと」を通して自らの「話すこと」へと生かそうという者がいる」という実態を昨年度の実践から看取し、「聞くこと」を重視した指導を実践を展開したという流れが素晴らしかった。

持ち上がりで見ることができるという勤務校の特性を十分に生かしている。

 スピーチの実践では話す側としては1分という制約を設け、話し方でなく、内容で評価することを生徒に周知したうえで、聞く側には評価用紙を書かせて聞く必然性を与える、ベストスピーカーを選出するというゲーム性をもたせて意欲を持たせるという工夫がなされていた。女子高の先生らしい細やかな配慮としてはマイクを持たせて、声量の要素の障壁を取り除いた点であろう。私は思い付きはしても面倒だとそこまで準備しないだろうとも思った。

 評価用紙には良いスピーチを見いだす工夫がなされていた一方で、そこで採用された5件法に対し、5と4とを分ける理由は何かという旨の質問があった。この質問によって授業者である深澤先生が3基準となるスピーチを見せ、これより良いものを4、ベストスピーカー候補を5とするように指示していたことが明らかになった。これを聞き、3件法(心に残らない・心に残った・見どころあり)とし、見どころありとした場合はその理由を必ず端的に書かせるといいのかなとも思った。

 指導・助言ではテーマが自分の好きな言葉と少し、「自分」へと閉じてしまっている点がもったいないので言語文化を調べ、それをスピーチとしてもよいのではないか、また定期試験をしなければいけないという状況に対し、スピーチで扱われたものを出題するといったあり方で知識面を問い、必然性をもたせることもありなのではいう指摘がなされた。

 ワードウルフは1時間で学期初めに行い、非プレイヤーの生徒が聞き役に回り、観戦したゲームにおける効果的な発言を評価するというものであった。(この点は私の質問で引き出された、どや顔)


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重要なのはプレイヤーではなく、聞き役であるという指摘は

 

ディベート編でも取り上げられていた。早稲田で町田先生のご指導を受けていたことが直接・間接問わず深澤先生の指導に生きているのが見られ、嬉しくなった。今回を踏まえ、今後どのような実践を展開させるか楽しみだ。負けていられない。

 

 単元学習実践報告では、元神戸大学附属中等学校、現兵庫県立高校平松先生の古典×SDGsの総合単元学習と東京学芸大学附属小金井中学校数井先生の卒業単元の報告を拝聴した。

 平松先生の発表は教材選定の妙、生徒がどのようなテーマを選び、どのようなものと関連させたかが神髄であったが、淡々とした発表の中ではその素晴らしさがなかなか見えにくいものだった。実際の授業や報告の文章を読んだ方が味わえそうだと生意気にも思った。以前拝見した

www.meijitosho.co.jp

や読んだことはないが教材選定の妙が見えそうな以下の本を読みなおしたい。

 たしか浜本先生編集の総合単元学習の実践集にもご論考を寄せていたと思われる。それでお名前を一方的に存じていて、発表を聞きたいと思ったのだ。修論に組み込めなかったが、遠藤瑛子実践は国語科における探究を考える示唆を与えるのではないかと考えている。

 

 

彼女の系譜をひくのが平松先生だと考えていたのだ。

 

 

 質問で確認した総合単元学習の定義(一般的なものに加え、神戸大附属中時代から受け継がれた独自の見る・見せる?が加わっていること)や古典への想い(高校卒業後顧みられなくなってしまう)には熱いものがあり、直接話したらどんどんみ国語教師としての魅力があふれてくる人なのだろうと推察した。

 数井先生の実践は生徒が3年間の学びを振り返り、スピーチをする、それを機にクラス対話を開いていくという卒業単元であった。なべしょーさんの「この単元で付けたい力はありますか?」という問いに対し、即座に(もう付けてきたので)ありませんとさらりと言ってのけたのは痛快であった。数井先生はある生徒とのクラス対話を対話ではなく、議論になってしまったと振り返っており、ここに強いこだわりを感じた。

下記にそんな数井先生との衝撃の出会いを記している。

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 2日間の学会参加を経て、改めて今年度で日本に帰ると決めてよかったと思う。楽しいことも多く、成長をもう少し見ていたいと思う生徒もいるが、現在は7種類の授業準備、日々の業務に追われ、単元学習なんて考えている心の余裕はなかった。この3年間唯一単元もどきをやったのは1年目の在宅勤務時であった。あの時のような余裕のある日々は二度とないだろう。忙しい中でもある程度少ない授業の種類で、腰を据えて探究的な国語科単元学習をできる環境に移りたい。

2022年Term1振り返り―倒れたけれどコロナにはかからず。

前回の記事から120日以上経過している。

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2022年の折り返し地点も過ぎ、先の記事に書いたところからどんどん世界が動いていると思わされる。

一番うれしかったのは東村さんのインスタ開設と写真集決定である。念ずれば通ず。

また聞くところによるとそのうち三宅・谷頭対談が読めるらしいのでそれを楽しみに。谷頭さんうらやましすぎる…。

さて、前の記事で分割した目標をもとに1学期を振り返る。

 

①本を40冊読む。

 現在は35冊、積読消化が進む夏休み最高。うち写真集4冊で娯楽に偏っている感は否めない。目的を持った読書も行いたい。学期中は相変わらず日々に翻弄され、研究日か学期末しか本を読めなかった。読んだ本は下記を参照されたい。

こうやって、考える。 兼業書評家を目指す人 in Englandさんの感想 - 読書メーター (bookmeter.com)

今は

を読んでいる。勤務校読書感想文の推薦図書でもある。

 

②現時点で書いたこと、書きたいことを整理する。そのうえで書きたいことについてのある程度まとまったブログ記事を3本書く。

 「現代の国語」実施に向けた議論の整理は未だ行えていない。今学期は「読む」を中心に行ってきた。元からいる生徒も新たに入ってきた生徒もいい感じ。高2・3でこの学年の担任をしたい…という想いも芽生えたほど。なお、その願いは叶わないので少しでも彼らの身になる学習を経験させたい。2学期にディベートを実践したいので、夏休みはその辺の情報収集とまとめを行う予定。

 

③3月中旬までに6キロやせる。そして年末までその体重を維持する。

 買った体重計が即壊れて体重不明。そんなこともあり、無事7月に受けた健康診断で運動習慣をつけましょうとの言葉をいただく。BMIでいうと肥満にあたるのだが、筋肉の重さを考慮しているのだろうか…とは思う。なお腹囲は驚異の1M越え。

 夏休みの目標はジムに行くこと。

 

この夏はなんと三宅香帆さんが通ったと思われる語学学校のサマープログラムにも参加予定。そして人生初のホームステイ。Adult Courses – Cotswold International Language School

他にも新就職先の最終面接、まだ何も決めていない海外旅行など盛りだくさん。創造的休暇を楽しみたい。

2022年如月振り返り―あと九日で弥生も終わりますが??

懲りない男。

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学期を終えて一時帰国した15日に書くべきであった。一時帰国から一週間以上経過した今、十分すぎるくらいに休み、会いたかった人にも何人かは会えている。

①本を40冊読む。

 前回のブログから今日までで以下の7冊を読んだ。4分の1経過で計12冊はいいペースかな。

最初は設定からやや入り込みにくくはあったが、使用人の回想から面白くなってきたが、読了後にヒースクリフ…となっている。

コロナ禍読書。コロナで再評価されたものではなく、『教育』同様ただなかにいる著者によって書かれたものだ。正直面白い!と感じることのできた作品は少なかったが、その中でレイチェル・クスナーの短編は面白く読めたので、彼女の作品はもっと読みたい。

パラレル百景

パラレル百景

  • 作者:笹公人
  • トゥーヴァージンズ
Amazon

ジュンク堂池袋店の展示で一目ぼれ。個人的ベストワンは「タピオカ屋が街の隙間を埋めてゆく令和元年の夏を忘れない」だ。ただし文章ではなく短歌なのだから助詞を省いて音数重視にした方がよくない?と素人としては思う次第。

写真集は読書に含まれますか?なんて言ったら読書はつまらない。笑

次は年女のめいめいの写真集をお願いします。

尊敬する同僚の評価する研究者ベイトソン。浅学にして存じ上げなかったので、まずは入門書から。コミュニケーションを扱っているので、国語科でももっと注目されてよいのではと思う。『精神と自然』の文庫化で注目される可能性大。

中心/周縁・脱構築など聞いてはいたけどよく知らなかった現代思想について扱ってくれていたので有難かった。幅広く深い読みがもたらす世界について豊富な引用をもとに明快に論じる。

 現代思想・批評の実践として非常に面白く読めた。著者の谷頭さんと国語教育史学会例会でお会いし、「いやー、買おうと思って探していたんですけどなかなか見つからなくて…」と軽口を申し上げたところ、「お世話になっているので」(そんなことはない!!)と直々にプレゼントして下さった。文化構想から国語科教育史研究のゼミに移られた谷頭さんの転向(ではなく領域拡大?)についても知りたいところ。三宅香帆以来の追っていきたい作家で、三宅さんの著作との親和性も高い。国語教科書に載っている「世界中はハンバーガー」という評論に提示されるチェーンストアによる世界・生活の画一化の流れにそういうもんかと素直に納得していた自分からすると、新鮮でかつ確かにこういう見方もある!と驚きと納得感を持って読むことができる。「面白がる目」を養う教育・研究、自分もしていきたい。

 

今読んでいるのは

 

 

 

の3冊。(つまみ読みはたくさんしていますが…)今月中に読み切りたい。

 

②現時点で書いたこと、書きたいことを整理する。そのうえで書きたいことについてのある程度まとまったブログ記事を3本書く。

 来年度勤務校で「現代の国語」担当予定なので、やはり前の記事で言っているようにまずは現時点の「現代の国語」実施に向けた議論の整理を行いたい。幅広い資料を収集し、数年後国語教育史的にこの科目の評価をできるようにもしておきたい。

 

③3月中旬までに6キロやせる。そして年末までその体重を維持する。

 当然のごとく、「3月中旬までに6キロやせる」は実現されなさそうだ。日本、ごはんがおいしい。そして日本に帰って来てからあらゆる人に「大きくなった」「威厳が出てきた」と言われまくっている。小さくなる必要はないが、あくまで健康的な身体を目指したい。そもそも何キロから6キロやせるのかが明らかでない(おい)。体重計はしっかりと購入したので、1学期間かけて筋トレ・ストレッチ等の習慣化、90キロ代前半への復活を目指したい。

 

 

2022年睦月振り返り―月半分過ぎてから振り返るってマジですか?

以下の記事で今年一年の目標を立てたものの、睦月の目標を立てていなかった。(バカ)

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そこで今年の目標に照らしてこの一か月半を振り返りたい。

 ①本を40冊読むについて、現在5冊読了。読んだ本は以下の通り。

 構造主義ポスト構造主義に関する本2冊、

 

小説1冊、

エッセイ2冊、

 

といったところ。

バランスもいい感じ。「構造主義ポスト構造主義」についてはもっと読んで学んでいきたい。今読んでいるのは、

夏休みにヒースの丘観光に行くために読んでいる

である。

 斎藤は『構造と力』を名作度★★(知る人ぞ知る古典の補欠)、使える度★(無理して読む必要なし)と判断した。読んでみて「たしかに」と思わされる結果。固有名詞のオンパレードで分からない読者を締め出すような書きぶりだった。しかしだからこそ、何となくつかめる意味の断片から今後も学んでいこうと思える、改めて読んで現在地を確認したいと思える本だ。また、斎藤は同書の「はじめに 中古典のすすめ」で「時代の雰囲気を色濃く反映するのは、女性によるエッセイだ」と述べている。今回読んだエッセイはどちらも今もてはやされている女性作家によるエッセイだ。ブレイディは息子、三宅は過去を通して書いているが、時代の雰囲気をつかもうとするにはいいかもしれない。

 

 ②現時点で書いたこと、書きたいことを整理する。そのうえで書きたいことについてのある程度まとまったブログ記事を3本書く。について、今のところ見通しは立っていないが、1本目は春休みに書き上げたい。来年度から始まる「現代の国語」について集めた論考を読んで、予習も兼ねて自分なりのアウトプットをしようか、と書きながら思いついた。NHKで講座を持たれる井上志音先生にお話を伺いたい。

 

 ③の体形についての目標は引っ越しで壊れかけの体重計を捨ててしまったので、今月買い直すところから始めたい。

 

 如月後半は学期末ということで非常に忙しいことが予想される。そこで①について今月は毎日本を開く、②について論考を空き時間につまみ読みするというところまでハードルを下げる。健康第一で乗り切りたい。



 

2021年及び師走の振り返り―長期的な視点は大事、今年こそ毎月見返す2022年のSMARTな目標

 冬休みあまりにもしっかりと休みすぎたので、明日から仕事始めしようと思う。この記事はそのリハビリも兼ねている。

 表題にある通り、振り返りと抱負を書こうと思い立った。そこでふと「抱負」という語が気になり、検索してみた。そこでこんな記事を見つけた。

forbesjapan.com

端的な一文を紹介するので、気になった方は確認してほしい。

新年の抱負の代わりに、SMARTな目標を設定することをお勧めしたい。「SMART」な目標とは、「Specific(具体的な)」「Measurable(測定可能な)」「Achievable(達成可能な)」「Relevant(妥当な関連性がある)」「Time bound(期限付きの)」目標ということだ。

なるほど、よく見るような目標の特徴だ。ここで先月の私の目標を見てみよう。

師走の目標

 読みたい本を読む。英語の勉強をする。2学期の反省を生かし、休みでもちょっとは授業準備する。

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わかってはいたが、ちっともSMARTじゃない…。笑

あるのは期限だけで具体性がまるでない。したがって振り返りも印象による曖昧なものになるのは必然だ。

簡単に振り返ろう。

読みたい本を読む。→〇・積んでいた日向坂46の写真集をすべて見た。

英語の勉強をする。→×・勉強した記憶がない。ただ英語学習本をたくさん買った。

ちょっとは授業準備する。△・プリントやスライドづくりなど具体的なアクションは一切していない。手元の『こころ』文献を読み返したり、以下のオンライン講座を受けたりした。今は中の講義を聴いている。

www.nhk-cul.co.jp

 

師走の目標に比べると2020年始めの抱負はだいぶましだ。

①外部に発信する文章を3つ以上書く

②本を50冊、うち洋書を5冊以上読む

の二つである。まずはそれぞれについて振り返りたい。

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①外部に発信する文章を3つ以上書く

これについては二度機会を与えてくださった指導教官のお導きにより何とか達成できた。いずれも2020年の実践を振り返り自分なりの考えを示したつもりだ。

テーマはそれぞれ古典教育の意義・ICT活用・非常時における学びの保障であった。そのうちの一つは以下の雑誌に収録されている。面白いアイデアが多いのでご購入を!

 

 

②本を50冊、うち洋書を5冊以上読む

今年の読了は読書メーターでまとめた。便利。

読了冊数の少なさもさることながら洋書を一切読んでいないことが気になる。そもそも昨年何度洋書を手に取ろうと思ったか。読了した1冊と『クララとおひさま』だけだ。①に比べ、目標としての意識が足りなかった。少ない経験から自力で英語の文献を読むのは現時点で難しいとわかった。「入門」という言葉に弱い自分も発見。

 

そもそもこれらの読む・書く目標を立てているのはいずれ単著を書くためである。

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昨年の時点でこの目標を見据え、以下のように述べている。

当時の「10年後」は2029年。今から見れば8年後、34歳になる年だ。古田先生が単著を上梓されたのも34歳(誕生日によっては33歳かもしれない)の時。

 8年後を見越した確かな読む・書く経験の積み重ねによって自分の目標に少しでも近づけるように…。

 

正直なところ読書が好きで読みたい本があるから読んでいるに尽きるが、国語科教員として文献リストを作れるような該博な知識を得たいという想いもある。個人的に優れた本には優れた文献リストがあると思っている。自分の書く本にも是非文献リストを載せたいと思っている。そこで以下のような2022年は以下のような目標にしたい。

①本を40冊読む。

そのために、月に1冊これと決めた本に毎日触れることにして読了のない月をなくす。今月は

を読む。

また文献リスト化する際に一貫したテーマをもった選書が求められるので、来年の今頃このテーマについての〇冊というのを3つ発表できるよう計画的な読書を心掛けたい。

②現時点で書いたこと、書きたいことを整理する。そのうえで書きたいことについてのある程度まとまったブログ記事を3本書く。

当然ながら現時点で本を書けるような中身が自分には備わっていない。そこで本の目次を仮決めしその穴を埋めていくように、自分の中身を蓄えていくことにしたい。日々に追われているとどうしても積み上がらない虚しさを感じる。忙しい日々の中に読書や日々の授業で何を問題としているか明確にする一年にしたい。

③3月中旬までに6キロやせる。そして年末までその体重を維持する。

これはよりSMARTな自分になるために…。ジム通いだ。

 

2020年ほど先の見えないものではないが、以下のニュースが示すように2022年もまだコロナ禍のただなかにあることは忘れてはならない。

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今日3度目のワクチン打ってきやす。予想外が起きてもここに立ち返りぶれない軸をもつ一年にしたい。

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ということで明けましておめでとうございます。