虎哲の探究

一介の公立中高国語科教員の戯言。未熟者による日々研鑽の記録。

探究

第三項理論が拓く文学教育とは

日文協は変わりつつある組織であるかもしれない 一介の院生ごときが生意気であるが、正直な話、日文協に対して良い印象を持っていなかった。 当該論文は以下である。(「日本文学」に十年前に書かれた論文である。) https://www.jstage.jst.go.jp/article/n…

第三項理論と文学の探究

昨日は日本文学協会国語教育部会夏期研究集会に参加させて頂いた。 http://nihonbungaku.server-shared.com/whatsnew/2018_8kakikennkyuu-rink.html 文学研究を専門としない私でもそれなりにわかる内容であり、かつ、なるほどと感じさせらえることも多々ある…

日本国語教育学会全国大会2日目の振り返り②

大学部会シンポジウム「国語科における論理的思考」 研究でも扱うところであるが、論理的思考の定義は難しい。そんな思いからヒントを得るために、この部会に参加した。 「論じる」を学習・指導のキーワードに(渡辺哲司氏) 渡辺氏は本職は保健・体育科の教…

日本国語教育学会全国大会2日目の振り返り①

今日も日本国語教育学会全国大会における学びの振り返りを行いたい。 校種別分科会18 高等学校(書くこと) 「表現することへの意欲を高める指導について」(岸田潤子先生) 岸田先生は昨年度高校の非常勤講師として1年間勤務した際に行った実践を経験をまと…

平成最後の夏の予定

平成最後の夏の予定(前半戦) - ならずものになろう ロカルノさんのこの記事に触発されて。 生活のためのバイトは最小限に抑えつつ、基本的には研究に勤しもうかなと思っている次第。 クリティカル・シンキング教育:探究型の思考力と態度を育む (早稲田大学…

目標を振り返って

大学院に入学して3か月が経過した。大学院の講義は人数の関係もあってか、大学の時よりもきめ細やかで、当然のことながら質も高いように思われる。そんな講義は一日に一つあるかないかで、もっぱら本を読んだり、考えを巡らしたりする日々を過ごしている。ま…

2018年の目標

一年の計は元旦にありということで、今年の目標をここに掲げたい。元旦は元日の朝を指すので、厳密に言うと今目標掲げることは間違いである。が、細かいことは気にしない。 ①年間50冊以上本を読む 1週間に一冊読めれば余裕で達成出来る目標であるが言うは易…

2017年を振り返って

私の2017年は阪神タイガースのスローガン同様「挑む」年であった。 1月から3月にかけては、卒論に向けての30枚レポートに力を注いでいた。卒論のテーマを伊勢物語についてから探究についてに変更した為、この時書いた30枚レポートは全く卒論に活きていないが…

ペダゴジカルな三角関係

母校で尊敬する先生からお話を伺うことが出来たので、それをここにまとめたい。 まず、無学にしてその先生が修士課程に在籍されている時に研究なさっていた垣内松三(かいとうまつぞう)氏について存じ上げなかった。垣内氏は国語教育の源流を形作った人であ…

フィールドワークの予定

母校の学園祭に行き総合学習の成果物等を見たたことでフィールドワークの重要性を再認識した。私の書いた卒業研究はフィールドワークなし、学校司書さんに助けられながら文献をあたり、専門家の方が行った研究の成果を集積しただけのお粗末なものであった…。…

帰って来られる場所

母校の学園祭に行ってきた。 母校は愛しているが、大学での日々に追われて足が遠のいてた。久々に母校の門をくぐったことでそこで過ごして6年間を思い出し感傷的な気持ちになった。良い学校だなぁ…。 しかし、ただ感傷に浸りたくて母校を訪れたわけではない…

そうだ、ブログを書こう。

思い立ったが吉日である。 奇しくも今日は世界教師デーらしい。(1994年国連により制定)恥ずかしながら今日初めて知った。教師を目指す身として何やらは運命めいたものを感じざるを得ない。 このブログは、主に教育についての持論や読んだ本の感想、それ以…