虎哲の探究

一介の公立中高国語科教員の戯言。未熟者による日々研鑽の記録。

2021年弥生振り返り

 振り返りシリーズ!

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2021年の目標として挙げたことが弥生においては少し達成された。

①外部に発信する文章を3つ以上書く

について1つ書き上げた。以下のリンクから。

https://r.binb.jp/epm/e1_180354_31032021231815/

 また指導教官からまた新たに書く仕事を頂き、全国大学国語教育学会大会に懲りずに(前回質問や意見がゼロだった)紙面発表する。すべてこなせれば4つ書くことになるので、目標はクリアできそうだ。

 

②本を50冊、うち洋書を5冊以上読む

について1冊読み終えた。

 一時帰国した際に邦訳を買って対照したい。

 今はこちらを読んでいるが英語力がなく、序盤の序盤である。新学期生徒と読書会出来たら…と思っていたがとても無理そうだ。

 三宅さんが読んで絶賛しているし、絶対面白いはず。読書スピードは確実に落ちたが、まあ良いだろう。

 

 正直「今年、学びたいこと」を卯月に宣言するのもおかしな話だとは思うが、1年の4分の1である3か月を終え、新たなスタートを迎えるのにちょうどいい時期なのかもしれない。

 今年、私は英会話と文学の授業を学びたい。

英会話について

 こちらに来た当初は聞き取れるが何と言っていいか分からず、無い知恵を振り絞っても伝わらないことも多く、若干自信を喪失していた。

 1月から始めたEWAで表現を蓄えてブリティッシュイングリッシュにも慣れ(インドやトルコからの移民の方も多く、クセが強くて聞き取れないこともしばしばあるが)、またワクチン接種が進んだことで少しずつ日常が戻ってきてコミュニケーションの機会が増えた。気さくに話しかけてくれる町の人々に助けられ、異国の人に自分の想いが伝わる楽しさを感じ始めている。伝わる楽しさがあるからこそもっと話したい!となり、モチベーションが高まる。昨年1月に受けたIELTSのListeningが4.5、Speakingは5.0、Overall5.0で並程度だが、勤務校の生徒がひとまず目標にしていて現地の大学に入学できるくらいのOverall6.0を獲得できるよう研鑽を積みたい。

文学の授業について

 学部・院ともに国語科教育学のゼミに所属し、かつ作品研究もしていないので「専門は?」と聞かれると自信をもってこれだと答えることが出来ない。某名門私立に応募しようとした時、国語科教育学専攻はそもそも応募資格がなかった。採用担当の方に電話で確認したところ「そこになければ(応募資格は)ないですね~」といった対応をされた。なお、別の学校から採用が決まった後にまだ募集があったので見たら、「国語科教育学」が足されていた。国語科教育学専攻に光あれ。

 自分が授業者・研究者として突き詰めたいのは国語科における探究であるが、その点で親和性が見出せるのは文学の授業である。なんでもありではなく、かつ解釈の多様性を認めるあり方は非常に難しいが、各々が作品に問いを立て、そこから級友の読みも頼りに自分なりの読みを提示するといったことは可能で、探究ということが盛んに言われる前から優れた実践家はこのような授業を行っていた。

 一方で作品に対して問いを立てるというのは、それ自体生徒の多くは面白がって取り組めるが、文章の記述にこだわるという以外に明確にこの力が付いたとは言いにくい。

 概念ベースの文学授業や言語活動のスキル向上も組み込んだカリキュラム設計をしたい。横並びでない環境なのでド派手な失敗にならない限り挑戦が認められる。

 学びたいことが実現しやすい環境を活かして存分に力を伸ばしたい。

 

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