虎哲の探究

一介の公立中高国語科教員の戯言。未熟者による日々研鑽の記録。

文庫・新書3冊まとめ買い15%オフの夏が来た!

 タイトルの通り。大学生協は普段も書籍10%オフの大変有難い。大学3年の頃にこの祭典を知り、毎年楽しみにしている。今年はラストイヤー(になる予定)なので購入予定の本を紹介したい。

  まずはこの本!

僕らの世界を作りかえる哲学の授業 (青春新書インテリジェンス)
 

  個人探究のベースに「哲学的」討論があることを酒井先生は以下の本の258頁の図で示している。

 「哲学対話」なるものの存在を昨年知り、ぜひ実践に取り入れたいなと思っている。その哲学対話について実践・研究されている土屋先生の単著ということでこれは読まねばなるまいと。

  下の本も読んだが、なかなか重要な指摘がなされているものの抽象的でまだ自分の中に落としきれていないところもあるのでそこも含めて読むのを楽しみにしている。

探求の共同体 ─考えるための教室─

探求の共同体 ─考えるための教室─

 

  この本土屋先生だけでなくモリッシー先生も翻訳に関わっており、どういうつながり!?とシンプルに驚いたという共有したいプチ発見。

 

 

「学校」をつくり直す (河出新書)

「学校」をつくり直す (河出新書)

 

  探究やワークショップについて言及されているということでこの本も読みたい。

  「イン・ザ・ミドル」が参考文献に入っており、どんな扱われ方がされているか見てみたいというのも本を買って読みたい理由の一つ。

イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室

イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室

 

 

  それにしてもこのブッククラブは素敵な学びの場だった。その感動を伝えきれない振り返り記事。もう半年以上も前なのか。

hama1046.hatenablog.com

  そして同じ学年を組ませて頂いている専任の先生から若いうちに読んでおくといいと勧められた三島由紀夫金閣寺

金閣寺 (新潮文庫)

金閣寺 (新潮文庫)

 

  幸か不幸か、国語科の教員としては大いに不幸なことに中高大と文学経験の乏しい私にとってお勧め文学を教えて下さるというのは非常に有り難いことである。

 

 以上の3冊で締めたいが、

 

  同じゼミ所属で同期の私と対局なおしゃれ院生お勧めの

花窗玻璃 天使たちの殺意 (河出文庫)

花窗玻璃 天使たちの殺意 (河出文庫)

 

 や

 

批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義 (中公新書)

批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義 (中公新書)

 

 を読んでかえって全体を読みたくなった

 

 メアリーシェリーのフランケンシュタイン

フランケンシュタイン (新潮文庫)

フランケンシュタイン (新潮文庫)

 
フランケンシュタイン (光文社古典新訳文庫)

フランケンシュタイン (光文社古典新訳文庫)

 

 どっちの翻訳がおすすめですか?

 

 

hama1046.hatenablog.com

 この読書会で勧められた平野啓一郎訳の『サロメ』 も読みたい。

サロメ (光文社古典新訳文庫)

サロメ (光文社古典新訳文庫)

 

今 思いつくだけであと3冊は買いたくなっている。貧乏院生の葛藤。

 

 

ブッククラブ・読書会と言えば… 

hama1046.hatenablog.com

 参加希望はお早めに!

 

結局

 6冊買っちゃいました…意志薄弱…。予定通りの三冊と

  普段はシニカルな印象の垣内さんが実に熱量を持って勧めていたことが印象に残っており、尊敬する元院生の先輩が「推し」と読書学会懇親会で言っていたことが後押しとなり、

幸福な食卓 (講談社文庫)

幸福な食卓 (講談社文庫)

 

 

 

  私が同じ懇親会で推した

人生を狂わす名著50(ライツ社)

人生を狂わす名著50(ライツ社)

 

 で勧められていた

人間の建設 (新潮文庫)

人間の建設 (新潮文庫)

 

 

  実に間抜けなことに

 中古で買ったこの本をまた新品で買ってしまったのでした。めでたしめでたし。