虎哲の探究

単なる私立校国語科教員の戯言。未熟者による日々研鑽の記録。

色褪せぬ名著―井上尚美 『思考力育成の方略―メタ認知・自己学習・言語論理―』雑感

 

思考力育成への方略―メタ認知・自己学習・言語論理 (21世紀型授業づくり)

思考力育成への方略―メタ認知・自己学習・言語論理 (21世紀型授業づくり)

 

 の前のバージョンである

 

 をいま読んでいる。

 

  方法が違えど、私が研究したいことと近いことを研究なさっており、ご著書や直接の修論相談で大いに示唆を与えて下さった青国研の大先輩でもある酒井雅子先生も著書の「あとがき」において井上尚美先生の功績の大きさについて述べている。

 学部生のうちに読んでおくべきであったと思いつつ、結構共感する考え方があるので紹介していきたい。

 

デューイの探究教育哲学―相互成長をめざす人間形成論再考

デューイの探究教育哲学―相互成長をめざす人間形成論再考

 

 を読んでいてデューイの論理学にイマイチ共感できない、私の研究に組み込めないなぁ…と考えていた理由が分かった。

 私の修論のスタンスは教科横断的探究のために国語で探究というよりも国語科の核となる部分の追求が国語科独自の探究のあり方や教科構造の再発見につながるというところにあるので(書いてないので何とも言えないが)井上のいう「国語科の特色」をより深堀りしていく必要がある。

 学部3年時の教育実習で初めて知ったトゥールミン・モデルや直近に授業が迫っているディベートについての言及があり興味深く、先に述べたような「学部生のうちに読んでおくべきであった…」との思いが募る。

 

こちらも買いっぱなしなのでそろそろ読まないと…。 

日本語学 2019年 09 月号 [雑誌]

日本語学 2019年 09 月号 [雑誌]

 

 

国語教育研究者の仕事

認知心理学者に限らず、研究者はもっと国語教育に貢献すべきということを難波先生は主張しておられるが教師の側が歩み寄ることも必要だろう。コラボできる教員になりたいものだ。大学附属はこうしたことがやりやすいところ(なはず…)

メタ言語能力を育てる文法授業?英語科と国語科の連携

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 読書メーターの拙感想

タイトルの思考力育成をスルーしがち。増補新版も読みたい!