虎哲の探究

単なる私立校国語科教員の戯言。未熟者による日々研鑽の記録。

国語科教育と死について研究紹介(1)

 こちらに向けていろいろと調べ物をしていた。そこで得た情報をメモ。


岡田芳廣(2014)「学校における死についての教育の実態と実践について」

https://core.ac.uk/download/pdf/144440524.pdf

道徳教育の方面からであるが、「学校における死のタブー観」はとても参考になる。

 

池田匡史(2014)

国語科教育とデス・エデュケーションとの距離 : 「死」をめぐる主題単元学習を主な手がかりとして <研究論文> - 広島大学 学術情報リポジトリ (hiroshima-u.ac.jp)

 大村はま記念国語教育の会広島大会で一方的にお見かけした時は

「この人、チャラそうだなぁ〜…」

と思ったけれど、博論(要旨 戦後国語科における単元学習の展開に関する研究 : 主題単元学習の展開と可能性 - 検索結果 - 広島大学 学術情報リポジトリ (hiroshima-u.ac.jp)しか読んでいないが)とかこの論文とかを見るに本当に素晴らしい研究者だと思う。

 名刺を頂いたけれど、彼のものを含め全ての名刺を日本に置いてきてしまった…。

  この論文で引用されていたこの本は初めて知った。

  主題単元学習についてはこの論文がすでにあるため、私は教材の方からアプローチしていきたい。

 主題単元学習は教員の集めた素材ありきのところがあるが、探究とも大いにつながり得ると実践形態だと思う。今後も池田先生の研究はフォローしていきたい。

  論文内で言及のあった井上泰(2011)も実践として非常に興味深い。

学習者の「読みの構え」を育成する国語科授業 : 〈死〉について考える <第2部 教科研究> - 広島大学 学術情報リポジトリ

国語科教育と死について。

2021/02/08 06:44

 

鈴木啓子(2004)

CiNii 論文 -  『ごんぎつね』をどう読むか(<特集>これからの文学教育の地平)

やや合わないところもあるが、この話における茂平の存在やごんと兵十とのラストについて大いに参考になった。

上記の論文で引用されていた

丹藤博文(2002)

CiNii 論文 -  他者を読む : 高校における『ごんぎつね』の授業(<特集>他者との出会い-文学教育の根拠-)

元々『ごんぎつね』を中高で読みなおしたいと思っていたので参考になった。東京都立神代高等学校定時制という国語科教育界の聖地。

丹藤博文(2010)

提案1 <死者>の言葉 : 文学教育の(不)可能性を問う(文学教育の可能性を問う,春期学会 第118回 東京大会) (jst.go.jp)

は提案の要旨のため短いが死者の言葉という点に言及がある。平家物語を検討するのも面白そう。

 

各務めぐみ(2018)「高校国語総合の現代文教材における死生観」

JP_63-19.pdf

はこれから読む予定。

佐藤瑤子(2013)「「死」に着目した、中学校国語教科書掲載作品 : 近現代の文学的文章を中心に」は残念ながらオープンアクセスではないっぽい。

 

 次週までにより多くの教材(「高瀬舟」「城之崎にて」「こころ」など)についての研究を発掘したい。