文喫でデートしたい―三宅香帆のすゝめ
三宅香帆さんの文章教室イベントに参加して、クロゾフさんとシーシャバーで国語教育談義して、かつやで験担ぎにカツを喰らい、速報で阪神選手の躍動を知る。そんな素敵な日。明日も勝つ!
本やイベントに課金するようになった。24歳大学院生、遅れてきたオタクデビューである。
きっかけはツイッター経由で三宅さんの本の紹介を見た時に「こんな本の紹介、有りかよ!」と衝撃を受けたこと。
上の記事がバズったことで三宅さんが「いい人」たちと語るライツ社の目に留まり、下の本が刊行される運びとなったそう。ぜひ私の衝撃の一端を体感してほしい。
レビュー
https://peatix.com/event/708403?fbclid=IwAR14el91aseR-3FtgBrcaDzI8HVFIkjseSEZKSMVTnmpRLBnbjf-cs-kvVg
上のイベントがあると知り、参加を即決。イベントにて購入した2冊目。
レビュー
https://bookmeter.com/reviews/82365340
この記事がきっかけで刊行が決まったそう。同じはてなブログでも拙ブログとは影響力が桁違いである。
イベントでの収穫(箇条書き)
・文章を書くのが好きと文章を書くのが得意の差!「得意」にもいろいろあってよいのでは?→私も文章を書くのは好きだが、得意か?と聞かれると自信がなくなってしまうなーと。
・自分が文章を書くときに何を大事にしているかからセブンルールの記事がうまれた。
・今までの文章術の本のようにこう書けばよい!ということは言いたくない。自分に合った技術を知って真似するような本が作りたいという発想で『バズる文章術』を書いた。→メイクのたとえが秀逸だった。良いもの全部取り入れようではなく、自分に合っているお手本を。
・(文章術講義にて枕草子42段を取り上げ)計算しつくされた言葉遊び
枕草子 - 第四十二段 『あてなるもの…』 (原文・現代語訳)
→確かに!と気付かされた。この文章の魅力は現代語訳では分からない。こういったところは学校で扱われていないのでは?という三宅さんの指摘に、む?と思いつつも納得し、今年度の『枕草子』授業で扱ってやろうじゃんと画策。
・(文章術講義にて加藤シゲアキの『行きたくない』を取り上げ)「ウスバカゲロウ」「蟻地獄」という目立つ言葉をあえて入れることで読者を立ち止まらせ、重要なシーンであることをそれとなく演出している。→一瞬の描写も立ち止まらせる工夫によって読者の中にある時間をゆっくりにするという指摘。書き手の加藤シゲアキもさることながら、それに気付ける読み手としての三宅さんもすごい。
・(文章術講義にて塩谷舞の菅本裕子を紹介する文章を取り上げ)誰かを紹介する際は本人が言えない「文脈」(≒歴史)を加えるとよい。→これはかなり響いた。しかし、この記事を読んでわかる通り三宅さんが喜ぶ「文脈」は加えられていない。難しい…。
・(私から三宅さんへ質問)Q.三宅さんが国語の授業をデザインするとしたら? A.(中学生、大変ですよねーという共感から入り)例えば読書感想文を書かせるときに「本を読んで良い子風を装ってみよう」とゲーム的に伝える。授業の目的が示されていないように感じていたので目的をしっかりと示す。
・(参加者からの質問)Q.三宅さんの文章の良さは「テンションの高さ」にあると思う。どのようなことを心掛けているか? A.自分ツッコミ
・(参加者からの質問) Q.本を読んで幅広いコンテンツから文章を取ってきていることに驚いた。ストックしているのか? A.昔から文体ウォッチングが趣味。ストック等はしていないが、後から読み返したいリストは自分の中にある。
イベント来てくださった方ありがとうございました!🙌お天気不安定ななかたくさん来てくださってとても嬉しかったです🥰
— 三宅香帆 (@m3_myk) 2019年7月13日
会場の壁に錚々たる漫画家さんのサインと絵があって、じっくり見てしまった…文禄堂さんすごい素敵な本屋さんだったのでまた行きたい〜。 pic.twitter.com/3IynrzkGGP
有難うございました!
三宅さんのTwitterでBookMarketというイベントが紹介されていた。面白そうだと参加し、お手頃価格で掘り出し物を購入。
ライツ社ブースも立ち寄り目当ての本を即買い。明石の出版社ということでたこせんを頂き、少し言葉を交わしましたが、編集長確かにめっちゃ「いい人」でした。
24歳が恋愛系のキャッチコピーだったのが何とも言えなかった…。
ライツブースにて、三宅さんに「あっ(この前イベントに来てた人だ)」と気付いてもらえたことが何よりの収穫だった。この感覚がアイドルに認知されて喜ぶオタクの気持ちかと体感。
https://peatix.com/event/734879
こちらのイベントにも参加。イベントでの学びは上にまとめておいた通り。なんと来場者特典で三宅さんが選書をしてくれるということだったので勿論参加。
この前読んで面白かったと勧められた
「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本
- 作者: 山下泰平
- 出版社/メーカー: 柏書房
- 発売日: 2019/04/26
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
レビュー
「就活中で気持ちが暗くなりがちで…」と友だちでもないのにそんなこと話すな!とツッコまれそうなことを言った際にその言葉を拾って勧めてくれた
読みさしだが定義の不可能さを伝えている箇所には、研究駆け出しの私も「それなー」となった。
「国語の教師に読んで欲しい本は?」という質問に対し、国語の授業でもっと創作をやりたかったということをおっしゃった上で勧めてくれた
文学理論も学んでほしいという言葉を頂いたのでその辺りも勉強します…。
女性向きかもしれないと言いながら、面白い書評本として
も勧めていただいた。書評本好きとしては有り難い。
勧められた本を買えという決まりはなかったが上のおススメ本は全て購入してしまった。良いお客さんである。
追加のオタ活情報
読書会関係でTwitterを見たら衝撃告知!
なんと!
— 三宅香帆 (@m3_myk) 2019年8月12日
幻冬舎さんから、三冊目の新刊が出ます!!!!!!!
書評の本です!
『副作用あります!? 人生おたすけ処方本』9月19日発売です!
あなたをすくう(かもしれない)本を紹介するエッセイっぽい書評本です。
予約開始したので、書店さんかAmazonにてぜひ〜🥰❤️https://t.co/01bFCsUwu9
新刊が出ます🥰❤️❤️
— 三宅香帆 (@m3_myk) 2019年9月11日
書影でましたー!めちゃめちゃめちゃかわいい!!すごく嬉しい!!
お悩みに対して本をおすすめする書評エッセイです🙆♀️ライトなかんじの読み口なので、なんとなく本を読みたいけどちょっとつかれてるから軽く読みたいな〜〜と思う時に読んでもらえたら。https://t.co/WGFVMnmHWp pic.twitter.com/ExEtBn3EDH
帯がついてもかわいい。かわいい。たのしみ。こちら9月19日発売です、渾身の本たちを選びました🧸本屋さんやアマゾンで予約してもらえるとすんんんんごく嬉しいです!なにとぞ!よろしくおねがいします! https://t.co/WGFVMnmHWp pic.twitter.com/IgFGNBFrOi
— 三宅香帆 (@m3_myk) 2019年9月11日
うおお、買います!(オタクの鑑)
こちら!なんと!来週金曜!
— 三宅香帆 (@m3_myk) 2019年9月14日
インターネットで無料生放送授業を聞ける「schoo」さんで、
9/20(金)の21-22時に講義をします🙆♀️🙆♀️
発信力とか仰々しいタイトルですが笑、文章についてゆるっと講義できたらと思ってます。全国どこにいても無料で聴けるよ〜ぜひぜひ〜〜。🥰https://t.co/Fu6rJ3NTCu
こちらはトークイベントです!
— 三宅香帆 (@m3_myk) 2019年9月14日
東京都の御茶ノ水にあるワテラスコモンホールにて、文章についてお話します🌸🌸
11/2(土)13:30〜15:00です。
先着順ですので、ご興味ある方はぜひ応募してもらえると🙆♀️🙆♀️
秋も深まった頃ですね〜楽しくおしゃべりできたら嬉しいです!https://t.co/RX90Nvu9S7
申し込みました(ドヤ顔)
ジュンク堂書店池袋本店さん、新刊『人生おたすけ処方本』を早速入荷してくださってます!ありがとうございます!!わーん『人生を狂わす名著50』やら『バズる文章教室』やらと並べてくださってるの、ほんとにほんとにありがたいです。嬉しい。 https://t.co/aujIfGN2Aj
— 三宅香帆 (@m3_myk) 2019年9月19日
というわけで新刊発売日です!!!!🌸🌸
— 三宅香帆 (@m3_myk) 2019年9月19日
『副作用あります!? 人生おたすけ処方本』(幻冬舎)
店頭にも並ぶと思いますので、ネット書店、リアル書店問わず、見かけたら手にとっていただけるととても嬉しいです。
本への愛を詰め込みつつ、だれかへの愛情にもなるといいな、と願いつつ。 https://t.co/rGbDGPoqqU
三冊目の単著上梓おめでとうございます。私事だがジュンク堂池袋本店が主催する2つのイベント参加する。(三宅さん関連ではない)アンテナの高さに敬服。三宅さんのイベントもやってくれないかなーとひそかに思っている今日この頃。