虎哲の探究

一介の公立中高国語科教員の戯言。未熟者による日々研鑽の記録。

2021年葉月振り返り―長月こそ行動の伴う2学期にしたい

 以下の記事にて「葉月は2学期の授業準備を進めつつ、積読を消化し、9月末までにまとめよと指導教官から指示を受けている原稿を書き上げたい。」と述べたが、まったくもって有言不実行であった。

hama1046.hatenablog.com

 2学期の授業準備は手付かずでアイデアのみのまま突入する、積読は増え、原稿もほとんど進んでいない。高3の自分であれば「薄志弱行で到底行先の望みがない」と今の自分のていたらくを軽蔑するだろうか。いや、他人のことが目に入らぬほどカラカラなスポンジだった私は受験勉強に没頭していたから一切視界に入らないであろう。あの頃の自分、カムバック・・・。

 

こころ (新潮文庫)

こころ (新潮文庫)

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気の向くままに色んな本を手に取る読書を楽しむ中で唯一『こころ』は通読した。

以下が読書メーターに書いた感想

高2現代文で扱うため恐らく高2以来の通読。名作は再読のたびに違った印象を与えるというが、それを体験した。というより読んでいたけれど気にとめなかった細部に目が行くようになった。まず上二十三「私がのつそ〜のである。」(72-73頁)は帰省中に読んだために特に共感した。中に描かれる「私」の就職を気にかける家族、下十五にある「策略家」などが気になったのは人生経験の賜物か。十一歳で漢文調の論文を書き、十九歳で教師になり、今の自分と同じ年齢の時に大学院に入学して東京高等師範学校の講師に就任したなど年譜も楽しく読めた。」

bookmeter.com

 

長月の目標は二つ

新型コロナウイルスの2回目ワクチン接種(予約済み)

・原稿を仕上げる(今月末締切)

ワクチンの副反応以外で倒れないよう体調管理しつつ、休みで緩み切った心と体を立て直したい。