院試あって大学入れないし、明日日本国際バカロレア教育学会大会に行ってみよー。 pic.twitter.com/sep2hMULDW
— 虎哲 (@TigerSophia61) August 31, 2019
前日に思い立ちふらりと行ってみることに。
午前の部
予想の8倍くらい人いた。
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
大学の先生にアカウント名で呼ばれる時代が来るとは…笑
「国際バカロレア・ディプロマプログラム課題論文と日本の学習指導要領に基づく探究型学習の比較研究–探究サイクルの各過程における教員の指導の方法に着目して–」研究なさっていることは面白いが、カリキュラムについての具体説明がないと雲をつかむような理念的なところで留まってしまうのが惜しい。
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
「開智日本橋学園における「言語と文学」の実践報告」授業において生徒の自立をどのように促してきたかという軸で、生徒の見える発表だった。分析(詩)と創作に焦点化して話されていたのも興味深く、一条校でも取り入れたいと思った。フロアから出たテストについての質問によっても理解が深まった。 pic.twitter.com/5IEffki4SA
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
「概念に重点をおいた歴史学習による「深い学び」の実現–IBDP歴史の理念と手法を取り入れた一条校における授業実践」教科と探究とを結びつける1つの鍵となるものは概念だろう。そうした視点から授業を作っていそうだったので他教科ながら発表を伺うこととした。DP歴史の教科書を参考に教材実践を開発
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
するという考え方が興味深かった。以前大教大池田にて母校の先生が司書教諭繋がりで発表者である梶木先生と知り合い一目置くようになったという話をしていたことを思い出す。アンテナ高し。概念をベースに授業を作ることで(私はそう思わないが)暗記科目と思われがちな日本史が考える学びの場となって
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
いた。シンポジウムという学びの場を設定する(遠藤瑛子先生もよく取り入れているが)ことや、定期テストにおいて書籍の分担執筆者という設定で今までの活動を総合するような課題に取り組むということは大いに示唆的であった。質疑応答で出た概念とコンセプトの持つコノテーションの違いに関する話は
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
今まで抱いていた概念という言葉に対する漠然とした違和感を解消し、スッと入ってきた。しかし、私は今後も概念という言葉を用いるだろうなーと。
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
概念という言葉はやや大きなイメージがあり、一貫性や帰納法から出てきたものくらいの意味合いのあるコンセプトが妥当ではないかという話。ソースは都立国際改発先生だそう。2つの質問をしたのは立命館宇治に移られた福島先生。立命館グループ良いなぁ、アホ全然違うわ!と言われつつ鍛えて頂きたい。
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
充実のお昼休み
早稲田駅から14号館もう10回くらい通っているのに毎回迷う。
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
早稲田古本屋いっぱいあるし、600円でテイクアウトながら海鮮丼が食えるし良いな。
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
丼丸というお店です。また早稲田来た時に寄ろう。
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
午後の部
「翻訳文学という深く豊かな問題について 読者に翻訳文学が届くまで」翻訳とは「深い読書」(鴻巣友季子)、創作(片岡義男)。1枚目のスライド和田敦彦先生っぽいなーと思っていたら発表に出てきた。少しずつ背景が読めるようになってきた。翻訳文学の可能性を豊富な引用で論じていく興味深い発表。 pic.twitter.com/1QHbpRSLoF
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
「MYP言語A「言語と文学」における視覚スキル育成の意義」日本では映像を学ぶ領域が教科教育に位置付けられていないことからIBのカリキュラムに示唆を得ようという研究。IBにおいては口頭言語や書記言語だけでなく、見ること・発表すること(presentingで「見せること」と訳す方が適切と主張なさった)
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
といった視覚言語も位置付けられている。PYP(初等教育に相当)においては視覚言語の5つのフェーズが示されており、MYPでもフェーズを作り上げる必要があるのではないかという指摘。『「探究」と「概念」で学びが変わる!中学校国語科国際バカロレアの授業づくり』において紹介された山田浩美教諭実践
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
の指示や評価を明確に示された。トレーラー(予告編)の面白かった。同様の活動を一条校でも実践。作成の過程で何度も本文を読み返すことや、映像制作・朗読で創造的な読みの可能性が指摘された。実践考察の枠組みであるバッキンガム『メディア・リテラシー教育–学びと現代文化』は読んでみたい本だ。
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
【批評の文法―分析批評と文学教育 (1972年)/井関 義久】を読みたい本に追加 → https://t.co/BV0Yz2bT7H #bookmeter
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
「DP日本語Aの導入としての高校1年生必修「国語総合」授業実践報告」上のツイートの本が主たる参考文献(発表者である福島先生はご謙遜からかこの本の丸パクリと仰っていた)で入手困難らしいがAmazonで3500円で売っている。これはチャンスなのか?ぐぬぬ。
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
もう一つの参加文献廣野由美子『批評理論入門–『フランケンシュタイン』解剖講義』は読了済みだったので嬉しく思った。『羅生門』を題材に複数の批評の切り口を示されていたのが興味深かった。批評と鑑賞の両方大切だが、授業では批評を大事にしようという指摘ももっとも。
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
教科横断プロジェクトで1930年代というテーマであることからプロレタリア文学を扱ったというのも面白いと思った。灘でかつて井上志音先生の持ち上がり代で国英社で近代というテーマで一年通したという話をなさっていたことも思い出し、複数教科で同じテーマを扱うことをいつか実践してみたいなーと。
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
→井上先生今日も一方的にお見かけしたもののなかなか取り巻きの方が絶えずにご挨拶できず無念。
増席されました!立命館大学にて講演&シンポジウムします。お申込みはどうぞお早めに!https://t.co/mMS0VFDEfh
— 苫野一徳 (@ittokutomano) August 11, 2019
席取ったった。
— 虎哲 (@TigerSophia61) August 21, 2019
またお会いできるので。
シンポジウムで印象に残っている言葉(眠さに頭が回っていなかった)・IBを超えるbyダッタ先生→学習指導要領にも言えること。枠組みを踏まえつつ、それを超えた豊かな学びを創造できるのは現場の教員だよなと思った。・概念は視野を高くする軸by中村先生→ご著書コラムに載っている図が秀逸。買おう。
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
「探究」と「概念」で学びが変わる! 中学校国語科 国際バカロレアの授業づくり (国語教育選書)
- 作者: 中村純子,関康平
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2019/05/23
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
・IB経験者はテキストの背景を読むby rofu先生・(フロアの方より)概念連携ではなく、内容連携という議論になる・グローバルコンテクストでストンと学びが入る&IB新カリキュラムにおける3つの領域は文学理論総集編by中村先生・effect,whyで学びが深くbyダッタ先生
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
・これ読んでねーby中村先生?https://t.co/CjFLIyEQed
— 虎哲 (@TigerSophia61) September 1, 2019
リチャード・ポールの名は酒井雅子先生のご著書でもかなり見かけたので期待大。
- 作者: Linda Elder,Richard Paul
- 出版社/メーカー: The Foundation for Critical Thinking
- 発売日: 2019/06/01
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
なぜか5時に起きてしまったため眠かったこともあり懇親会は不参加。IBのカリキュラムは世界のカリキュラムの良いとこどりしたものだそうなので共時的な比較教育及び自身の指導の引き出しを増やすためにも今後もゆるゆると学んでいきたい。