虎哲先生の探究

単なる大学院生の戯言。未熟者による日々研鑽の記録。

読んだ本で振り返る2018年

 久々の有言実行。

 

今年一発目の読了は、

 

学びとは何か――〈探究人〉になるために (岩波新書)

学びとは何か――〈探究人〉になるために (岩波新書)

 

 である。

 4年後期、修士1年前期はほとんど記録が残っていない。(そんな馬鹿な)

読了はしていないが、

 

 や

 

高等学校国語科 授業実践報告集 現代文編I: 小説編

高等学校国語科 授業実践報告集 現代文編I: 小説編

 

 などを用いて『こころ』を丸々一冊扱う授業実践について考えていたことは覚えている。前期の近代文学演習である。

 

教室における読みのカリキュラム設計

教室における読みのカリキュラム設計

 

 その中でこの本や渡邉久暢先生について知ることが出来たのである。

 研究会で課された桜を扱う「言語文化」単元開発で

 

変わる! 高校国語の新しい理論と実践―「資質・能力」の確実な育成をめざして

変わる! 高校国語の新しい理論と実践―「資質・能力」の確実な育成をめざして

 

 や

 

桜の文学史 (文春新書)

桜の文学史 (文春新書)

 

 

 

 などを元に考えた。(なお作った単元は想定する学習者のレベルが高すぎると一蹴)

  そして発売後なかなか手に入らず、手に入ってから食い入るように読んだ一冊。

国語の授業の作り方: はじめての授業マニュアル

国語の授業の作り方: はじめての授業マニュアル

 

  

  以下の拙書評を参照されたい。

hama1046.hatenablog.com

 2019年にこの本で中等教育国語科の教員希望で集まり、読書会をやりたい。

  8月は以下の本にささげた。

 

 骨太な本で一か月近くかかった(研究会で出歩くことも多かった)がそれだけかけても読む価値のある本。

  以下の本は探究学習を行う生徒必携の副読本であり、バイブルでは。

思考を深める探究学習: アクティブ・ラーニングの視点で活用する学校図書館

思考を深める探究学習: アクティブ・ラーニングの視点で活用する学校図書館

 

 2019年は同著で扱われている内容を国語科の指導事項と合わせて検討したい。(「副読本にしていい?いいよね?」と未来の教科主任や管理職に詰め寄るため)

 

ちくま新書二連続

 9月のちくま新書新刊はアツかった。(私にとって)

 

情報生産者になる (ちくま新書)

情報生産者になる (ちくま新書)

 

 

hama1046.hatenablog.com

 

 

hama1046.hatenablog.com

 

 来年 1/13・14東京で熱い国語教育のイベントが!

 熱いと言えば

Don't miss itですね。

  以下のキーワード集も今年発売。結構いいと思ったが、生徒に読ませてみてある程度読む経験がないとこの本の真の良さは分からないかなと思い直した。価値が低いわけではない。

イラスト図解でよくわかる!現代文読解のテーマとキーワード

イラスト図解でよくわかる!現代文読解のテーマとキーワード

 

  

  以下の本も結構面白かった。著者の浅田先生が演劇に取り組んでいることもあり、そうした点でも発見があった。実践してみてから再読する必要がある。

言語文化教育の道しるべ: 高校国語教育の理論と実践

言語文化教育の道しるべ: 高校国語教育の理論と実践

 

 

  甲斐先生の国語教室に行くための予習も兼ねて。試行錯誤の末のシンプルさ。改めて読むと授業を見たからこそわかる深さがあると思われる。

中学校 国語授業づくりの基礎・基本 学びに向かう力を育む環境づくり (シリーズ国語授業づくり)

中学校 国語授業づくりの基礎・基本 学びに向かう力を育む環境づくり (シリーズ国語授業づくり)

 

  ちなみに甲斐先生の教室でこれ読んでみてと渡された二冊。付箋がびっしり張られていた。今まで読んできた本と比べ実にサーっと読めた。

 

すぐわかる! できる! アクティブ・ラーニング

すぐわかる! できる! アクティブ・ラーニング

 

 

 

  元々読みたかった本だが、同じ教室に著者あすこま先生がいらっしゃると知り、慌てて読んだ。

 

イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室

イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室

 

  私が慌てたところで内容の重厚さに遅々として進まず、読み終えたのはあすこま先生と甲斐先生の教室でお会いする最後の日であった。しかし、この本を読み終えたことで実に多くの学びがあった。自分がRW/WWを実践できるのはいつの日か。

hama1046.hatenablog.com

 

  9月の頭にはこの本を読んでいたので感動も一入。

  同著であすこま先生は自分で書くことの大切さを強調していた。生徒とともに書くことの楽しさ難しさを享受できるよう研鑽したい。

  

国語科教師の実践的知識へのライフヒストリー・アプローチ―遠藤瑛子実践の事例研究

国語科教師の実践的知識へのライフヒストリー・アプローチ―遠藤瑛子実践の事例研究

 

  この本は本当に自分好みで、まさに自分の授業観が変わった。今までは教師がどのような働きかけをしていているか注視して公開された一時間の授業を見ていたが、この本を読んで授業の前後、及び教師の考えを形成したヒストリーに興味がわき、一見周辺と思われることにも目が行き質問をしてより深い教師の意図を探れるようになったのである。甲斐先生の教室を三週間ほど見させてもらったことも大きく影響しているかもしれない。

 

 下の本も実に学びがあった。

 というのもお茶の水女子大学附属中学校授業見学において自主研究ラウンドテーブルを見させていただいてから、どのような探究やその支援が行われているのか気になっていたからだ。

hama1046.hatenablog.com

 探究を軸に据えた学校間で通底する部分と独自性を持つ部分があり、それがくっきりと見える形で本著がつくられているからだ。

  近年実践が増えている印象を受ける学習者が問いを立てて読む国語科実践でよく参考文献とされる以下の一冊。本書に国語の実践が載っていなかったのは残念だが、著者曰く磨き上げられたものだそうなので国語科にどう応用できるか今後試していきたい。

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

 

 

 

漫画 君たちはどう生きるか

漫画 君たちはどう生きるか

 

読了こそしていないが・・・。

 

こちらも非常におススメ。

  結局今年最後の一冊はこの本であった。

国語科教育論

国語科教育論

 

  

  そして記念すべき2019年一冊目は

母語教育という思想―国語科解体/再構築に向けて (SEKAISHISO SEMINAR)

母語教育という思想―国語科解体/再構築に向けて (SEKAISHISO SEMINAR)

 

 に決めた。年を跨ぎ師弟関係で本がつながっているのも美しかろう。本来はクリスマスに読むはずだったのは秘密。

 

2019年読みたい本のほんの一例

 

第三の書く―読むために書く、書くために読む (国土社の教育選書)

第三の書く―読むために書く、書くために読む (国土社の教育選書)

 

 

 2019年は院生らしくアクティブおしゃべり野郎から沈思黙考の似合う読書家へとシフトチェンジしたい。