虎哲の探究

一介の公立中高国語科教員の戯言。未熟者による日々研鑽の記録。

教員採用.jp主催の教員採用説明会&選考会に行ってきた。【前半】

 一昨日東京ビックサイトで行われた教員採用説明会&選考会に行ってきた。私学研究のため一応色んな学校の話を聞いてみよう程度の気持ちである。

 

海外子女教育振興財団

 なかなか勇気のいる決断だが海外の学校に勤務するのも悪くないなと思える内容だった。待遇もよく日本に帰国することが前提の生徒に教えるというので、ほぼ日本の学校と変わらないのかなとも思った。小学校に関しては現地の幼稚園から上がってくる場合もあるため配慮が必要だそうだ。使用教科書は国内で最も採択されているもので、国語だと小中共に光村を使用する。当然のことながら海外に行くというのは遊びではなく、海外で日本の生徒をどう指導するかについてしっかりと考えなければならないということを強調なさっており、組織としてしっかりしていると感じた。

 

武蔵野大学附属千代田高等学院

 千代田のお嬢様学校から多様なコースをそろえた国際色豊かな探究指導高校へという改革が非常に進んでいる学校という印象。パンフレットを見る限り玉川学園の探究と発想が近いような印象。個人的に何故中学校の募集を止めたのかが気になるところ。朝が早く(7時半から1限)一日の授業数が多い(7・8限がある)こともやや時代の流れに逆行していないかと思う。とはいえ改革を強力なリーダーシップで牽引し、教員や生徒の希望を尊重する校長の在り方は魅力的だと思った。IQコースの指導をしてみたい。

 

智学館中等教育学校

 若い地方の学校ということもあり、他の学校と比べ説明の押しは強くないが、説明や面接での対応から教育について探究していくような根幹の強さがうかがえた。個人探究の指導はクラス単位(各学年120人1クラス30人)で行うため、担任の負荷がやや大きい。やや家から遠く(片道3時間)非常勤で勤務しにくいのがネックだが、来年度も専任の公募があれば両手を挙げたい。

www.tokiwa.ac.jp

 説明会前から存じ上げているため非常に思い入れがある学校。誰か専任に手を挙げませんか?

 

以上が午前中にお話を聞いた学校である。午後に話を聞いた学校については明日以降に書きたい。